
「産後すぐに職場復帰しないといけない・・・」
「保育園って何か月から通えるんだろう?」
「どんなことをして過ごすのかわからなくて不安」
産後、お仕事に復帰を考えておられるママさんには、こんな疑問が頭をよぎるのではないでしょうか。
待機児童問題も気になるし、そもそもうちの子って保育園に通えるの?
そんな疑問も、この記事を読めばもう大丈夫です。
0歳児・1歳児のいわゆる乳児保育について徹底的に解説していきます。
私自身、産後2か月で職場復帰をし、その時から息子を保育園に預けています。
現在は1歳クラスに通っていますが、今までの経験も踏まえてご紹介していきます。
もくじ
1歳児・0歳児でも保育所に通えるの?
「そもそも保育所は何歳から通えるの?」
幼稚園は3歳児から通えるところがほとんどですが、保育所は0歳から通えます。
なぜこのような年齢の差があるのかというと、それぞれの役割が違うからです。
ざっくりいうと、
保育所=働いている保護者に変わって子どもを保育してくれる場所
幼稚園=小学校へ行く前の教育・勉強をするところです。
では何か月から保育可能なのでしょうか?
これも、各保育所によってばらつきはありますが、一番早くて産休明けから(産後57日後)から可能です。
ただ、保育士や施設の状況により、生後半年~や、満1歳~としている保育所もあります。
実際に通わせたい園では何か月から保育可能なのか、チェックしてみるといいでしょう。
保育時間は?
「そんなに小さいころだったら長時間預かってもらえないんじゃ?」
そんなことはありません。
0歳児から、申請内容により標準保育時間でも保育を受け入れてくれます。
保育時間は、標準時間保育認定で最大11時間、短時間保育認定で8時間可能です。
ただこの保育時間は、保育園の開所時間内によります。
ママが働きたい時間に開所しているか、チェックしてから決めましょう。
0歳児のスケジュール
では、0歳児は保育園での一日をどう過ごしているのでしょうか。
0歳児は月齢によって過ごし方が全く変わってきます。
なので、保育士も上の年齢のクラスよりもたくさんおり、ひとりひとりの子どもに合わせたリズムで過ごさせてくれます。
<例 0歳3か月の保育スケジュール>
8:00 登園、自由遊び(ベビーベッドやバウンサー)
9:00 朝の会(抱っこで参加)
9:30 お散歩(ベビーカー)、おむつがえ
10:00 ミルク、ねんね
12:00 起床、ミルク、おむつがえ
12:30 他の子はお昼寝中なので、先生たちが取り囲んで遊ぶ
14:30 他の子起床、みんなにラックを揺らしてもらう
15:00 帰りの会
15:30 1歳児の子も合わせてお迎えまで縦割り保育
17:00 降園
低月齢の間は、事前に保育園に提出した生活リズムシートの通りにすごさせてくれます。
授乳感覚や睡眠間隔が狭くても、それに合わせて保育してくれるので安心ですよ。
1歳に近づくにつれ、少しずつ規則正しいリズムに整えていきます。
うちの子の園だと、子ども2人に対し1人体制の手厚い園だったので、保育園での生活で不安に感じることはありませんでした。
1歳児のスケジュール
1歳でもまだ遅生まれと早生まれでは大きな差がある時期です。
できる範囲内で、同じようなことをして過ごしているという感じです。
できない子には、先生が適宜フォローをいれてくださっていました。
<1歳6か月の保育スケジュール>
8:00 登園、自由遊び
9:00 朝の会
9:30 トイレ、近くの公園で戸外遊び
10:30 トイレ、おやつ
11:30 給食
12:00 トイレ、お昼寝
14:00 起床、トイレ
15:00 トイレ、おやつ
15:30 帰りの会、0歳児と一緒に縦割り保育
17:00 降園
うちの園では、1歳からトイトレを開始する園だったので、トイレには頻回で誘ってくれている印象でした。
歩けるようになり、戸外遊びも活動範囲が増えています。
お昼寝も1回になり、通うだけで生活が整うような内容です。
0歳児・1歳児を保育所に行かせるメリットは?
世間では、いまだに「3歳児神話」が囁かれていますが、わたしは0歳児・1歳児からの保育所利用はメリットも多くあると思います。
・生活リズムが整いやすい
・手洗いなどのいい習慣がつく
・離乳食が進めやすい
・トイトレが進めやすい
・育児に関して質問しやすい
育児の悩みの上位である、「離乳食」「トイトレ」に関しては、園と親で二人三脚で取り組むというような印象です。
正直、家庭でママだけで取り組むよりも、進めやすいです。
保育所では、他のお友達を見ながら真似したり、遊びながら取り組めたりするので、成功はしやすいです。
家でも、先生に保育所での様子を聞き、同じようにさせてあげることで親子で無理なく「離乳食」「トイトレ」に取り組むことができます。
0歳児・1歳児を保育所に行かせるデメリットは?
まだ、体が未熟なうちに保育所に通わせることで、デメリットももちろんあります。
・完母育児はできなくなる
・通いだした当初は、心が不安定になる
・保育所で病気をもらいやすくなる
まだ母乳やミルクでの栄養が必要な場合、保育所では母乳ではあげられません。
母乳を冷凍してあげることが出来る保育所もあるようですが、衛生面でもミルクを与える方が多いようです。
ミルクの種類は、家庭のと同じものを用意してもらえます。
なので、0歳児からの保育を考えている場合は、生後すぐから哺乳瓶のトレーニングはしたほうがいいでしょう。
うちは、出産前にはもう入園が決まっていたので、完母で育てられるほどの母乳量でしたが、1日1回はミルクに切り替えて練習させていました。
特にそれで母乳量が減るとかはありませんでした。
離乳食が進んでいる子は、入園前に断乳を考えてもいいかもしれません。
あとはなんといっても、とんでもない頻度で病気をもらってきます。
治った3日後には、もう次の病気に・・・。
月に2回しか登園できなかった日もありました。
ですが、少しずつ強くなり、元気に登園できる日も増えてきました。
今のうちに免疫を獲得しまくってる!と前向きにとらえるしかありませんね。
まとめ
・保育所は生後57日から入園できる
・0歳児、1歳児でも標準保育時間の保育をお願いできる
・0歳児、1歳児を保育所に通わせるメリットとデメリットを把握しておこう
0歳児、1歳児の保育所での生活について、うちの子の場合を例にとり、ご紹介しました。
また保育所も施設により本当にいろいろです。
まずは、通う候補の保育所に電話をしてみて、見学をしてみるといいですよ。
実際に見て、先生と話して、「ここなら安心できる!」という園に申請してくださいね。
0歳、1歳の子たちでも、保育所では楽しそうに過ごしていますので決して「かわいそう」なんて思わなくても大丈夫です。
親と先生、双方からの愛情で、豊かな成長をみせてくれますよ。