
家事に育児に大忙しの毎日を過ごしているママの中には、家事も育児も手抜きはしちゃダメだと罪悪感を抱えている人もいると思います。
真面目な人ほど手抜きが許せなくて、気づいたら一日中家族のために動いてしまうものです。「手抜きなんて考える私に罪悪感を覚える」なんて思ってしまう人もいるでしょう。
昔から「苦労は美徳」だとか「若いうちの苦労は買ってでもしろ」なんて言葉があって、時代も環境も形を変えていっているのに、こういう言葉だけはなぜか廃れない(^^;)
もちろん、素晴らしい言葉だからこそ、今も語り継がれているんだってことは分かりますよ。でも手抜きが許せないと感じてしまうママにとっては、家事も育児も“苦労”ではないんです。
家族のために私は頑張るんだと自分を鼓舞して、大変だけれど苦労だとは思わない人も少なくないみたいです。
でもちょっと待ってください!!
そもそも家事や育児に“手抜き”なんて言葉は存在しないとは考えられませんか?あなたが感じている“手抜き”は手抜きではなく“時短”ですよ。
さぁ!罪悪感なんて吹っ飛ばして、自信をもっていきましょう!!
・手抜きは手抜きではない!!効率よくやるための時短だと考える
・家事や育児で罪悪感は持たないようにする
・忙しくても自分の時間を確保する
【こんなママに読んでほしい!】
・真面目で何にでも一生懸命がゆえに家事や育児にだって手は抜けないと思っているママ
・普段通りにできない時に罪悪感を持ってしまうママ
・息抜きを忘れてしまうほど頑張っているママ
【この記事を読むメリット】
・今まで手抜きだと思っていたことを手抜きではなかったと思える
・家事や育児は完璧にしなくてはいけないものじゃないことに気付ける
・自分のための時間確保の大切さに気付ける
もくじ
今まで手抜きだと罪悪感を抱いていた行動は手抜きではない
毎日の家事や育児に全力で向き合っているママは、少しいつもと工程を減らしてしまうと「手抜きをしてしまった。罪悪感がある…」と自分を責めてしまいがち。
実は私も昔は完璧主義者(って自分で言うなって話しですが(笑))で、子供が生まれる前から、家事は手を抜かないでやると勝手に頑張っていました。子供が生まれてからは家事に加えて育児でも同じように頑張ってしまいました。
離乳食だってすべて手作りだったし、自分たちの食事にも総菜などは一切使いませんでした。当時は仕事をしていたので食事は1週間分まとめ買いをして1週間分の献立に分けてカットしたり下茹でしたりして冷凍していたくらいです。
手抜きに罪悪感を抱いた結果…
そんな日々を続けていたある日。身体に異変が起きてしまいました。原因は、疲労とストレスによるものでした。
実は私自身、不調を感じていなかったのですが、たまたま血液検査をすることがあり、その結果、腎臓がちょっと弱っていたことが分かりました。
幸い、大事には至らずすぐに回復したのですが、その時医師に「何かを頑張りすぎていませんか?」と聞かれました。
頑張りすぎていることをすぐには思い浮かばず、医師の誘導尋問で「家事や育児に完璧を求めていませんか?」というものがあり、「主婦ですから、やらなくちゃいけないことはしっかりやらなくては」と答えました。
すると「それを世間では頑張りすぎているって言うんですよ。頑張ることは悪いことではありませんが、身体を壊してしまっては完璧なんてできなくなり、もっとストレスを溜め込み、もっと重症な病気になってしまいます」
と静かな口調でしたが、かなりキツイ言葉を頂きました。
手抜きだと思っていたことは実は効率よく動くための時短だった
その後、「時には工程を何個か減らしてもいいんです。それを手抜きだと思わないことも大事ですよ。それは手抜きではなく時短です」と言われた瞬間、私の中に重くのしかかっていた圧力が急に軽くなったんです。
それ以来、私は「家事や育児に手抜きなんて言葉自体ないんだ。工程を減らすことは時短だ」と意識して思うようにしました。そうするだけで嘘みたいに心が軽くなり、家事や育児もスムーズにできるようになりました。
罪悪感だって抱く必要はないんです。
「すべての工程をやらなくたってこんなにちゃんとできるなんて私って、もしかしてプロなんじゃない?」くらいの気持ちでいましょう。
家事や育児では罪悪感は不要!!早く終われば子供とゆったりできると考えよう
とはいえ、今まで完璧を目指して頑張ってきたものを急に「はい!今日から時短します!!」とは切り替えられないのも分かりますよ。私もそうでしたから(^^;)
急じゃなくてもいいんです。少しずつで。
もっと言ってみれば、普段通りやり続けても全然かまわないんです。その代わり、時々は時短を思い出して実践してみてください。
その時、罪悪感は不要です。例えば、家事で時短を実践したらいつもより早く終わらせられた。今から子供と一緒にまったりした時間が過ごせる♪
くらいの気持ちでいましょう。でも「家事は早く終わった。じゃあ、育児を一生懸命やろう」なんて思ってしまってはダメですよ。子供と一緒になって遊ぶ…くらいの気持ちでいてください。
育児は真剣にやらなくてはいけない部分と、子供と同じ目線で一緒に楽しむ部分があるので、「今は一生懸命やるところ」という時にはしっかり時間をかけてやってくださいね。
時短を覚えたら次は自分の時間を確保しよう
家事も育児も効率よく行なう方法が身についたら、次は自分のための時間を確保しましょう。
「主婦に自分の時間なんてないでしょ?」なんて思いましたか?
そんなことはありませんよ。実は自分のための時間というものは、間接的に家事や育児など家族のために必要なことなんです。
イクメンだとか家事ができる旦那さんだとかがテレビで特集されることがあり、世の中は夫婦が共に家事も育児もする時代!
みたいな風潮になりつつありますが、それでも現実は妻の家事や育児の割合の方が多いのではないでしょうか。
旦那がやるのはせいぜい「お手伝い」程度という家庭も少なくないと思います。多分それが現実です。
家庭がもし企業だとしたら、24時間365日休みなしの超ブラック企業です。お子さんがまだ小さければ、寝ている間だってちょっと動いたり唸ったりするだけでママってすぐに目が覚めるでしょ?
夜は寝ているようで実は寝ていないのがママ
寝ていても異変にすぐ気付けるってことは、寝ている時でも神経を張り巡らせているからこそできる技なんです。つまり、熟睡なんてしていないんですよ。
それでも朝になれば普通に家事に育児に、仕事をしているならそれにプラスして職場での仕事が待っています。
人には体力に限りがあるんです。体力がわずかだと集中力や判断力が欠けますし、思いがけないことが起こる確率も上がると思いませんか?
そうなったら、家庭はスムーズに動かなくなってしまいます。今まで頑張ってきたことができなくなってしまったら…
きっと真面目なママは自分を責めてしまうのではありませんか?
そうならないためにも自分のための時間をしっかり1日のどこかに作るんです。その時間は趣味でもいいし、寝る時間にしてもいいでしょう。
数時間なんてまとまった時間じゃなくていいんです。たった10分でも20分でもいいんです。
パパが協力してくれるならお願いしよう!無理ならチャンスを探そう
その時間だけは、家事も育児もしないという時間を作ってほしいんです。
育児もしない…と書きましたが、目の前で大泣きしている子供を放っておけってことではありませんよ(笑)
パパが帰宅してから子供を任せて別の部屋に行き、自分の時間を確保するのもいいでしょう。でもそれが無理なら確保のチャンスを探してみましょう。24時間のうちのほんのわずかでもきっとチャンスはあるはずですから。
私は子供がまだ小さい時にはお昼寝の時間を自分の時間にしていました。
夜は我が子の眠りが浅かったので、どうしても神経が休まりませんでしたが、お昼寝の時には「生きてる?」って疑って何度も呼吸を確かめるくらいピクリともせず熟睡することが多かったので、「この時間がチャンスだ」と思ったんです。
ちなみに私は編み物が好きだったのですが、子供が生まれてからは針も危ないし、毛糸だってひとつ間違えれば危ないと思いできなくなっていました。
でもこの自分だけの時間の時だけは、大物は無理にしても、エコたわしや子供の帽子などを編むことはできました。
好きなことをやるだけで、心にも余裕が生まれるって実感したんです。なので、今、頑張りすぎているママにもぜひ自分の時間を確保することをオススメしたいと思いました。
育児の手抜きに罪悪感など無用【まとめ】
- 今まで手抜きだと思っていたことは手抜きではなく効率よく行なうための時短だった
- 家事や育児には“罪悪感”を抱く必要はない。そもそもママは何も悪いことなんてしていないので罪悪感なんて不要
- 時短テクを身に付けたら自分のための時間を確保する。そうすることでその後の家事も育児も無理せずできる
多くの頑張りすぎるママが罪悪感を抱くことって、「食事に冷食や総菜を使うこと」「掃除を毎日できなかったこと」「子供をあやすのにテレビやビデオを頼ること」「眠くて愚図る子供に母乳やミルクに頼ること」などではないでしょうか?
でもこれって、全然罪悪感を抱く必要なんてないんですよ。
食事に関していえば、ママだってたまには他の人が作ったものを食べてみたいと思って当然ですし、毎日掃除しなくても、汚れが目立つ場所だけささっと拭けば問題ありません。
テレビやビデオだって子供が喜んでいるなら、それはむしろ子供にとっては楽しい時間になるはずです。眠くて愚図る時の母乳やミルクは子供にとっても精神安定剤的な効果があるので、これも子供にとっては必要なものですからね。
あまり自分を責めすぎないでくださいね。育児は長期戦です。少しずつ工程を抜いたとしても、何の影響もないんだと思うようにしましょう。じゃないと途中でママの方がスタミナが切れてしまいますから。