
実母は子育てをする上で強い味方!
里帰り出産や、実家が近くて助けてもらっているというママも多いと思います。
でも、産後に実母と子育てについて喧嘩という話、よく聞きますよね!?
義母に対してはグッと我慢しますが、実母ゆえにお互い言いたいことを言える仲だからこそ、喧嘩になってしまうということもあります。
2人の子供を育てる私も、産後から幼稚園入園までの頃は、よく母に対してイライラしたり、喧嘩もしたりしました。
2人の子供が小学生となった今は、母も育児に関して口出しすることも減り、私も母に対する気持ちや心構えが変化してきて、喧嘩をすることもなくなりました。
そんな私の経験から、実母と子育てで喧嘩になる原因、それに対する対処法や心得をお話ししたいと思います。
・産後のホルモンのせいで、いつもよりイライラする
・お互い初めてのことで頑張りすぎている
≪こんなママに読んでほしい!≫
・実母と子育て方法で喧嘩が多いけれど、私だけ?と悩んでいる
・実母が育児に口出しをしてきて、イライラする
≪この記事を読むメリット≫
・実母に対するイライラの原因が分かる
・実母に対する心構えや、対処法が分かって心穏やかに育児ができる
産後に分泌されるホルモンが攻撃性を高めている
産後、オキシトシンというホルモンが分泌されます。
このオキシトシンは、愛情ホルモンと言われていて、子育てには欠かせないホルモンです。
その反面、他の者への攻撃性を高める作用があるそうです。
我が子を守るための本能なのかもしれないですね。
このオキシトシンのせいで、イライラが止まらなくなってしまうのです。
私も実際、里帰り出産中に実母と喧嘩が多く、常にイライラしていました。
母は一生懸命やってくれているのも分かっているし、助けてもらっているのに、とにかくイライラする。
母のやること、言うことにいちいち腹が立って仕方ない。
自分でもなんでこんなにイライラするのか分からないけれど、止められない!
という状態でした。
後になってオキシトシンの作用を知って、なるほど!と思ったのでした。
ちなみに、このイライラは夫に対してもひどかったです(笑)。
このオキシトシンの作用を知り、「仕方ないんだ!」「正常な作用なんだ!」と受け入れてしまうと少し楽になりますよ。
「オキシトシンのせいで…」と話してしまうのもいいですね!
ママもおばあちゃんも初めての経験である
私が特に実母と喧嘩が多かったのは、一人目の里帰り出産の時でした。
今になって思えば、私は初めての子育てで一生懸命、母も初めての孫で張り切っていたのが原因だったなと思います。
私は出産前から育児本を読み、今どきの子育てとはこれ!と譲らない。
それに加え、慣れない育児への不安、寝不足、オキシトシン…イライラマックス!
母は自分が子供を3人育てた経験があるから、それを伝えたい!
今どきの子育てと言われても、ピンとこない。
それは衝突しますよね。
一番意見がぶつかったのは、母乳のこと。
母は子供3人をミルクで育てたので、意見は合いませんでした。
私はどうしても母乳で育てたくて、教科書通り、寝不足だろうが何だろうが頻回授乳をしていました。
そんな私に母は、「夜はミルクをあげるから、ちゃんと寝たら?」と言ってくれたのですが、そんなこと受け入れられるはずがありません。
今思えば、母の優しさだったと思えるのですが、当時は「自分がミルクで育てたからって!」と裏をかいて怒っていました。
赤ちゃんが泣けば、「お腹すいてるんじゃない?ミルクをあげたら?」と何かにつけてミルクミルクと言う母が本当に嫌でした。
あとは、勝手に白湯を飲ませようとしたり、おしゃぶりを買ってきたり。
母は、初めての孫がうれしくて仕方なかったんだろうなと思います。
今は、「別にいいんじゃない?」と思えることも、当時は目くじらを立てて怒っていましたね(笑)。
それらのことは、すべて下の子の時には許せていたので、やはり初めての育児で、私も頑張りすぎていたのです。
産後、余裕がないのは仕方ないですが、ちょっとだけ母の気持ちも考えてみると許せることがありますよ。
何十年も前の子育てと今の子育ての常識が違うのは当たり前。
その都度伝え、分かってもらうように努力する。
イライラするのは仕方ないけれど、心のどこかで感謝の気持ちを忘れない。
これだけで実母との喧嘩は減りますよ。
程よく距離を置くことで喧嘩は減る
母乳についてや、今どきの育児については根気よく伝え、ずいぶん理解してくれるようになった母ですが、その後もはやり衝突はありました。
子供の性格やしつけについてなど色々言われました。
貴重な意見ではありますが、自分なりに頑張っているのにダメ出しされると、やはりカチンと来ますよね。
しょっちゅう電話をかけてきて、子供の様子を聞かれるも嫌でした。
そこで、電話はかかってきても出ないで、後でメールで「出られなくてごめん!何か用だった?」と聞くようにして、電話で話す回数を減らしました。
それから、良く母が我が家に遊びに来たり、私も実家に遊びに行ったりしていましたが、上の子が幼稚園に入ってからはグッと会う機会が減りました。
もちろん長期休みや行事など、年に何度か会うし、疎遠になってしまった訳ではないです。
程よい距離感が私にとってはちょうどよく、喧嘩することはなくなっていました。
友達で、「里帰り出産をしたら絶対に母と喧嘩になるから」と言って、親に頼らず、夫婦で産前産後を乗り切った人がいます。
そんな選択もアリですね。
また、親と同居すると、喧嘩が絶えないという話も聞いたことがあります。
親子だからこそ遠慮がなく、喧嘩になってしまうということがあるので、程よい距離感は大切ですね!
残念ながら、どうしても実母と合わない、歩み寄る努力をしたけれどダメ…という場合もありますね。
その場合も距離を置くのが一番です。
実母と子育て方法で喧嘩になる原因と対処法【まとめ】
- 産後に分泌されるホルモン「オキシトシン」のせいでイライラするのだと受け入れてしまう!
- ママもおばあちゃんも頑張っている!余裕がない中でも、ちょっとだけお互いを思いやる気持ちが大切。
- 親子だからこそ、距離が近いと喧嘩になる!お互いにとって程よい距離感で接しましょう。
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉がありますが、親子にも当てはまりますね。
実母はいざという時に本当に心強いです。
それに、親もいつまでも元気ではないんだよな、と最近思います。
一時的に喧嘩があったとしても、良好な親子関係を保てるといいですね!