
親になって最初に思うことランキングがあったら、きっと「優しい子になってほしい」はいつの時代でも上位にくるのではないでしょうか?
では、優しい子ってどんな子?
“優しい”の定義ってあるの?
私は我が子を優しいと思うけど他の人はどう思っているの?
なんて思ったことはありませんか?
そもそも“優しい”ってものすごく曖昧ですよね?
なのに、どうして我が子には優しい子になってほしいって願ってしまうのでしょうか?
優しい子に育てるコツなんてホントにあるの?
もちろんありますよ!
曖昧で、定義がないからこそ我が子が優しい子に育ってくれたら嬉しくないですか?
誰からも「お宅のお子さんは優しい子ですよね」
と言われる日を夢見て、今日から始められる、子供を“優しい子に育てるコツ”をご紹介します♪
もくじ
優しい子ってどんな子?
あなたが思う“優しい子”ってどんな子ですか?
「友達に自分のおもちゃが貸せる子」
「妹や弟を助けられる子」
「動物を乱暴に扱わず可愛がることができる子」
多分、10人に聞いたら10通りの“優しい子”像が出てくるんじゃないですか?
ちなみに私が思う“優しい子”は、
「いざという時頼りになる子」です。
普段ほわわ~んとしてても、誰かのピンチを察知した時には後先考えず
「あの人を助けたい!」
って自然に行動できる子(子というか人かも)。
つまり
「これこそが、優しい子の正解」
というものはないので、あなたが考える“優しい子”がすべて正解だと思うんです。
そして、その優しい子に育てるためにはどんなことをすればいいのか?
どんなコツがあるのかを次からご紹介していきますね。
あなたの考える“優しい子”像を文字化しよう
漠然と、優しい子へのイメージはあるかもしれませんが、先ほども言いましたが
「これが正解」というものがない感覚的なものなので、まずは自分の考えている
“優しい子”像を書き出してみましょう。
次に、
「そういえば我が子はこんな優しいところがあるなぁ」
という既に達成している優しいところを書き出しましょう。
そして、最後は書き出したあなたの考える“優しい子”一覧の中であなた自身ができているものとできていないものにそれぞれ印をつけてみましょう。
どうですか?
できているものとできてないもの、どちらが多いですか?
もしできていないものの方が多い場合は、お子さんと一緒にできるように努力してみませんか?
“優しい子はお子さんだけでは達成できない”のですから。
私の周りには、
「優しいなぁ」
と感じる子供たちが結構います。
「あの子たちはどんな風に育てられてあんなふうに優しい子になったのかなぁ?」
って考えることもありましたが、だいたいが親御さんを見ると納得しました
(とにかく優しい人が多いです)。
優しい子になってほしいなら、まず書き出したものの中で自分ができていないものがあったら、それをできるようにすることから始めてみませんか?
子は親の背「子は親の鏡」となることを意識しよう
反面教師…という言葉がありますが、
どうせなら親はそうなりたくないですよね。
できるならお手本となりたいものです。
「うちのママ、いっつも怒ってばっかだから私はあんなふうになりたくなくて怒らなくなったんだよ♪」
なんて友達に言われちゃったりしたら、それはそれはショックですもんね。
子供はどんな親の背中も意外とバッチリしっかり見ています。
その背中から感じとることを真似しながら成長していくものなので、親が変なことをしていると子供は
「これをしてもいいんだ」
と変だという意識さえないまま真似をしてしまうこともあります。
親は親となった瞬間から、子供の人格、性格を築くための見本になってしまうってことですね。
「子は親の鏡」って言葉、誰が考えたのかホントにその通りだなぁって
改めて子供に対する責任感を再確認しますよね。
親の言動が重要なポイント!!
突然ですが、あなたは
「ありがとう」や
「おつかれさまです」
「ごめんなさい」が言えますか?
えっ?何言ってんの?当たり前にできるし!
って思った人、「ごめんなさい」
でも意外とこの言葉が言えない大人って多くなってきてるらしいんですよ。
この言葉をいう場面になった時、瞬時にこの言葉が頭に浮かんで出てくる人が最近は少しずつ減っているとか。
例えば「ごめんなさい」なんかは自分が悪かったと認めて出てくる言葉ですよね?
でも実際自分が悪くなくてもこの言葉を言わなくてはいけない場面って大人になるとメッチャ多くないですか?
「自分は悪くないのに…」って納得できないまま
「とにかく謝れ!」みたいな雰囲気になると、悔しいけどそれでその場がおさまるならと判断していうことってありますよね。
これを繰り返していると、普段の生活で明らかに自分が悪くても、どうしても一瞬
「これは本当に自分が悪いんだろうか?」
って考えちゃう癖がついてしまうらしいんです。
つまり、素直に謝れなくなってしまっている状態ってこと。
これを子供の前でもやってしまうと、いつの間にか子供も一瞬
「本当に悪いのはどっちだ?」
って考える癖がついてしまいます。
なので、子供を優しい子に育てたいなら損得や本当に謝るべき人はどっちかなどを考えずに自然に言えるような人になった方がいいかもしれません。
「ありがとう」に関しては、どんな小さなことでも相手に感謝する意味でこの言葉が言えるようになると理想です。
「ありがとう」は魔法の言葉で、相手の気持ちがあったかくなるんですよ。
「ありがとう」を自然に言える子供も大人も相手を思いやれる“優しい子”というわけです。
ありがとうって言われて怒る人ってあまりいないですもんね。
常に相手のことばかり考えて行動したり何かを言ったりする必要はないと思うんです。
ただ、両親が普段から相手を気遣った行動や言動をすることで、それを見て育った子供は、特別なことをしなくても優しい子に育っていくものだと私は思います。
つまり、優しい子に育てるコツは
両親の行動や言動!!
ということなのかもしれませんね。
子供を優しい子に育てる3つのコツ【まとめ】
- 優しい子ってこんな子!!という正解はなくそれぞれの感覚やイメージで決まっていくもの
- あなたが考える“優しい子”像を文字化して自分ができていないものがあったらまず自分ができるように努力しよう
- 親は子供にとって反面教師ではなくお手本になろう
- 親の行動や言動が子供の人格や性格を作ることを再認識しよう
優しい子をもつ親御さんに
「どうしたらこんなに優しい子に育つんですか?」
って聞くと、たいていの親御さんは
「よくそう言ってもらえて聞かれるんだけど、特別なことした記憶がないのよねぇ」
とおっしゃいます。
そうなんですよ。
特別なことをしようと身構える必要はないんです。
あなたが身をもって優しさあふれる行動や言動をするだけで、それを見ながら育った子供は自然と親がやっていることや言っていることを見本にして、それが自然にできるようになる。
これこそ“優しい子に育つコツ”なのかもしれません。
そうそう!最後にひとつ!!
お子さんを育てる時、
とにかく愛情いっぱい注いでください。
そして、
「産まれてきてくれてありがとう」
という気持ちをしっかりと伝えてください。
愛情は子供にとって自分を認めてもらっている、必要とされているという自信に繋がります(そんなたいそうなことをしっかり考えられるのはもう少し大人になってからですが、子供のうちから何となく親の気持ちを感じとれるそうですよ)。
優しさは、人を守り、自分も守れる武器になる性格です。
誰にでも優しくできる子は
自分がピンチの時にきっと誰かが
「あの子を助けてあげたい」
と思ってくれるでしょう。
あなたのお子さんが、優しい子に育ちますようにと願っています。