なぜこどもの日は菖蒲なのか?由来や使い方を徹底解説

5月5日は祝日ですが、子どもがいる家庭にとっては大切な日でもあります。そうです、「こどもの日」ですからね!

 

こどもの日というと五月人形や鯉のぼり以外にも、柏餅やちまきでお祝いする家庭は多いでしょう。

 

普段あまり和菓子を食べない人でも、柏餅やちまきは楽しみにしているという人もいるのではないでしょうか。

 

そしてもうひとつ、忘れてはならないアイテムが「菖蒲(しょうぶ)」です。

 

我が家ではこどもの日当日は、湯船に菖蒲を浮かべて入浴します。子どもが小さなころは、おばあちゃんに言われてその菖蒲を頭に巻いて、ときには写真を撮ってもいましたが、どんな意味があるのでしょうか?

 

日本に古くから言い伝えられている伝統には、意味も知らずにやっていることが多々ありますよね。

 

そこで今回はこどもの日に祝う菖蒲について、その由来や意味、使い方などを紹介していきますね。今年のこどもの日はぜひ菖蒲でお祝いしてみましょう。

【結論】
・菖蒲の由来は中国にあり、邪気を払う縁起物
・厄除けとなる菖蒲で子どもの健やかな健康を祝う
・菖蒲を浮かべた湯船に浸かり、頭に巻くと賢くなるかも!
【こんなママに読んでほしい】
・こどもの日に準備する節句のアイテムがよくわからない
・おばあちゃんから菖蒲をもらったけど、どうやって使うの?
【この記事を読むメリット】
・義実家から端午の節句について聞かれたときに、準備万端で答えられる
・日本の伝統文化を子どもにきちんと伝えられる
スポンサーリンク

菖蒲の由来は中国にあり

こどもの日には菖蒲を準備する家庭も多いですが、どのような理由からか知っていますか?

 

実は「こどもの日=菖蒲」の由来は中国にルーツがあります。中国では端午の節句に菖蒲を用いて厄払いを行ってきました。菖蒲は古くから漢方薬にも使われるほど、人々には薬草として身近な存在でした。その菖蒲を湯船に浮かべて菖蒲湯にしたり、お酒に浸して菖蒲酒にしたりして厄除けにも使われていたのです。

 

その風習が平安時代に日本に伝わります。

 

平安時代はまだ端午の節句というよりも、田植え前に豊作を願って菖蒲を軒先に吊るして厄除けをしていたといわれています。

 

その後、戦国時代になると端午の節句が男の子の行事ごととして定着していきました。

 

これには理由があり、「菖蒲=勝負」という言葉のニュアンスも影響があったようですね。

 

武家社会では男の子は貴重な戦力ですから、健やかな成長を願う一大イベントとして端午の節句が定着していったのです。

厄除けだけではない!菖蒲の成分は健康効果も期待できる

実は菖蒲に含まれる成分は、実際に体にもいいって知っていますか? 菖蒲の独特な香りは、健康にもいいと言われる成分からもたらされるものです。

・テルペン
・アザロン
・オイゲノール

 

テルペンは香り成分の一種で、人に森林浴効果をもたらすと言われています。森で深呼吸すると精神的にリラックスできるというものですね。

 

またアザロンやオイゲノールは菖蒲に含まれる精油成分ですが、この成分には鎮痛効果や血行促進があるといわれています。

特にアザロンやオイゲノールは菖蒲の根っこ部分に多く含まれているので、お風呂に浮かべるときには葉部分だけでなく根っこも一緒に入れた方が効果を期待できますよ。

アザロンやオイゲノールの香りは天然のアロマとも言われていて、リラックス効果も期待できます。菖蒲の香りでリラックスし身も心もリフレッシュし、湯船にゆっくり使って血行促進すれば、健康になれるというわけですね。

 

まあ、小さな子どもにはそんな理屈は通用しないかもしれませんが、いつもと違うお風呂の雰囲気はきっとイベントごととして楽しめるのではないでしょうか。

ちなみに「菖蒲を頭に巻くといい」というのは、特に根拠はないようです。邪気を払う縁起物を頭に巻くことで、賢い子に育つという意味があるのだと言われています。

 

必ずしも頭に巻かなければいけないというわけではなく、そういった風習がある地域も多いということですね。

 

私は男の子がいない家庭で育ったのでそういう経験はなかったのですが、子どもたちが生まれてからは、おばあちゃんに言われて面白半分で子どもの頭に巻いていましたよ。(・・・頭がよくなったかどうかは疑問ですが、健康に育っています!

スポンサーリンク

大人たちにも朗報!菖蒲湯の効能とは

そもそも、菖蒲の葉自体がそこまで長いわけではないので、子どもがある程度大きくなると頭には巻けなくなります。

 

「じゃあ菖蒲湯も卒業ね」と言いたいところですが、ちょっと待ってください。実は菖蒲湯って大人にとっても魅力たっぷりなんですよ。

血行促進やリラックス効果はすでに述べましたが、それ以外にも菖蒲湯にはさまざまな効能が期待されています。

・肩こりや腰痛の緩和
・神経痛やリウマチ
・冷え性や肌の保湿効果
・傷などの殺菌作用

 

など、たくさんの効能をあげることができます。

 

西洋医学のない時代には、天然成分を使ったさまざまな東洋医学が盛んでした。そして医療が進化した現代では、再び東洋医学が注目されてきているんです。

 

薬に頼るだけでなく、ときにはこうした自然の力で体を労わってあげることも大切かもしれませんね。

 

菖蒲湯の由来を聞いて、今年はちゃんと菖蒲を買ってお祝いしようと思ったあなた、ひとつ注意点があります。

 

菖蒲といっても、菖蒲湯に使われるのは庭にきれいな花を咲かせる花菖蒲ではありません。花屋さんで購入するときには、ちゃんと確認して葉菖蒲を購入しましょうね。

 

うちの近所では当日は品切れになることが多いので、前日までに購入しておくことをおすすめします。

なぜこどもの日は菖蒲なのか?由来や使い方を徹底解説 【まとめ】

  1. 菖蒲は厄除けに使われるもので、中国から伝わった風習である
  2. 菖蒲湯に浸かり、子どもの健やかな健康を願おう
  3. 菖蒲の成分は血行促進や鎮痛、殺菌作用もあるので、大人にも魅力的

 

こどもの日には柏餅やちまきなどを準備して、家族みんなでお祝いする家庭は多いですよね。でもおばあちゃんが持ってきてくれた「菖蒲」の使い方に困惑したことはありませんか?

 

実は中国では菖蒲は漢方にも使われていて、お風呂に入れたりお酒に浸したりして古くから庶民にも親しまれてきました。

 

その風習が日本にも伝わり、「菖蒲=勝負」とも読めることから、鎌倉時代以降は端午の節句は男の子の行事という文化が定着したのです。

 

菖蒲に含まれる成分は、血行促進やリラックス効果、殺菌作用などもあるとされています。菖蒲湯に浸かることは、子どもの健やかな成長を祝うだけでなく大人にもうれしいことなんですね。

 

今年のこどもの日はぜひ菖蒲を手に入れて、家族みんなで菖蒲湯に浸かって健康を願いましょう!

 

スポンサーリンク
おすすめの記事