なぜ鯉のぼりは子供の数だけ必要なのか?色の意味や吹き流しについても徹底解説

「やねよりたかいこいのぼり~」

 

有名な童謡ですよね。都会ではあまり鯉のぼりを見かけることがないでしょうが、私が住んでいる地域はまだまだ田舎なので、55日が近づくと庭に鯉のぼりが上がる家を見かけます。

 

そこで疑問に思うことってありませんか?

 

鯉のぼりの数って決まっているのか?ということです。ほかにも鯉の色ってきまりがあるのかなど、考え出せば謎は深まるばかりです。

 

そこで意外に知らない鯉のぼりの真実について、我が家の鯉のぼり事情なども交えて紹介していきますね。

【結論】
・鯉のぼりは子どもの数だけあげよう
・黒はお父さんだけど赤はお母さんじゃない!
・のぼりの形は魚ではなかった
【こんなママに読んでほしい】
・鯉のぼりを飾りたいけどどれを選べばいいのかわからない
・近所にある立派な鯉のぼりのあるおうち、子沢山なのか知りたい
【この記事を読むメリット】
・鯉のぼりのウンチクをちょっと自慢できる
・鯉の色を選ぶときの参考になる
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鯉のぼりが子供の数だけ必要な理由

男の子の成長を祝う端午の節句に欠かせないアイテムといえば、鯉のぼりをあげる人も多いですよね。

 

マンションが立ち並ぶ都会ではめっきり見かけることも減りましたが、閑静な住宅地が広がる地域や田舎などではまだまだ立派な鯉のぼりを見かけることが少なくありません。

 

ところでこの鯉のぼりの数、数えてみたことはありますか?

 

我が家では自宅には鯉のぼりありませんが、パパの実家に鯉のぼりをあげてもらっています。鯉の数は4匹。色は黒・赤・青・緑です。

 

実は鯉のぼりって、当初は「鯉」ではありませんでした。幟(のぼり)とよばれる旗を庭先に飾っていたのですね。

 

武士の家庭では男の子が生まれると、無事に成長するようにとの願いを込めて旗や幟(のぼり)を立てていました。その幟に描かれていたのが縁起物である鯉の滝のぼりで、やがて江戸時代になると幟自体の形が鯉に変わっていったのです。

 

つまり由来が子どもの成長を願う幟旗なので、子どもの数だけ鯉のぼりをあげるのがベストなのですね。

鯉のぼりの色の意味は?何色を買ったらいいの?

鯉のぼりの歌、歌詞を思い出してみましょう。

 

「~おおきいまごいは おとうさん

ちいさいひごいは こどもたち~」

 

となっています。

まごい=真鯉、ひごい=緋鯉と変換するのですが、真鯉が黒い鯉、緋鯉は赤い鯉を指しています。

 

そうなると、黒い鯉がおとうさん、赤い鯉は子どもということになりますね。

 

「あれっ?おかあさんいないの?

 

という疑問がわきますが、もともと黒い真鯉を描いた幟しかなかったのが、明治から昭和という時代の移り変わりとともに、デザイン性やファミリーをあらわすカラフルな鯉のぼりに変化していったのが真実だと言われています。

 

「こいのぼり」の歌が作詞されたのが1931年、そしてカラフルな鯉のぼりをファミリーに見立てるのようになったのは戦後になってからということですから、鯉のぼりの意味って、時代によって勝手に解釈が変わっているのですね。

 

我が家の鯉のぼりは、うちの長男が生まれた時にパパの実家に買ってもらったものです。そのときは黒・赤・青の3匹がセットになっていて、家族3人分だと勝手に解釈していました。

 

庭にポールを立てる穴がなくて、パパの実家に毎年あげてもらっていたのですが、うちの長男が初孫で、そのあと男の孫が全部で4人になったのです。

 

それぞれの家庭でやっぱり鯉のぼりをあげるのが難しかったので、まとめておじいちゃん家であげてもらおうとなったとき、鯉の数が問題に上がります。

 

=おとうさん、赤=おかあさん、青=こどもだと思っていたのですが、そこまで大きなサイズを購入したわけではなかったので、せいぜいあと1匹くらいしか増やせません。

 

色もお店には、あと緑と紫くらいしか売っていなかったですし、孫4人分の子ども鯉がなくて困ったね・・・と悩んでいました。

 

そこでお店の人に聞いたのが、先ほど述べた話だったのです。

 

昔の風習も、臨機応変に対処できるのが現代に生きる世代かもしれません。

黒・赤・青・緑(←追加購入)という全部で4匹の鯉のぼりにし、孫4人分という結果に落ち着きました。

 

ちなみに、各々が好きな色を選んで「これ俺の鯉」的な話までしていて、年齢と鯉の大きさは全く一致していません(笑)。

 

ちなみにカタログなどを見ると、最近ではピンクやオレンジといったカラーの鯉のぼりも販売されています。よりファミリー色が強くなって、下の子が女の子だった場合などに買い足してあげる家庭も増えているみたいですね。

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吹き流しの色と意味は?

鯉のぼりって、一番上になんかひらひらしたモノがついていますよね。あれにもちゃんとした意味があります。

 

ヒラヒラの名前は「吹流し」といって、はるか戦国時代にすでに目印として用いられていました。

 

吹流しをよく見ると、5つの色を使っているのがわかります。

 

中国では「自然界にある様々なものは木・火・金・水・土という5つの要素から構成されている」といった五行説信仰が考えられてきました。

 

  • 木ー青
  • 火ー赤
  • 土ー黄
  • 金ー白
  • 水ー黒

 

これが基本の5色です。吹流しには一般的にこの5色が使われていて、最近では鯉のぼりそのものを5色に染めてあるセットもあります。

 

五色(ごしき)という考えは、中国の五行説以外にも神道や仏教でも用いられています。色の分け方に違いはありますが、五色の文化は日本に深く根付いているのですね。

 

七夕の短冊も五色ですし(歌にもありますよね)、相撲の土俵上に飾られている房も五色が使われています。

 

「鯉のぼりにそんな深い意味があったなんて知らなかった!」そんな風に思うのはあなただけじゃありません。私だって全然知りませんでしたからね(笑)。

 

でもせっかく知ったのだから、日本文化でいろいろな「五色」を探してみるのも案外楽しいですよ。

まとめ

  1. 鯉のぼりは子どもの成長を願う縁起物だから、子どもの数だけあげるといい
  2. 色でファミリーをあらわすようになったのは最近のこと
  3. 五色(ごしき)の考えが鯉のぼりに表現されている

 

鯉のぼりのルーツはかなり昔で、武士の家庭に男の子が誕生したときに、成長を願う幟旗を立てたのが始まりだと言われています。

 

時代と共に幟の形が出世をあらわす鯉になり、「鯉のぼり」という現在の形になりました。

 

今でこそ鯉の色で家族をあらわしていますが、当初は「鯉のぼり=子ども」だったので、何色の鯉を選んでも子どもの成長を願う縁起物であることに違いはないというわけです。

 

鯉の色は、中国の思想である五行説をもとに考えられています。自然界にあるすべてのものは5つの要素で構成されていて、五色として表現されてきました。七夕の短冊や相撲の土俵にも五色は取り入れられていて、日本の文化と深いつながりがあるということが分かります。

 

鯉のぼりを飾りたいけどスペースがないという人は、子どもの数だけ好きな鯉のぼりを選んで部屋に飾ってみるのもおすすめですよ。

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