
子育てを始めたら、住んでいる地域によっては役所からも案内がくることもある施設として“子育て支援センター”があるのではないでしょうか?
でも子育て支援センターのイメージって「合わなさそう」「行きづらそう」なんだけどなぁ…
と思っている人も多いのではないでしょうか。
子育て支援センターって悪いイメージしか持てないけど実際に利用した人はどう感じたのか、などをご紹介したいと思います。
もくじ
子育て支援センターは「合わない」「行きづらい」と感じる理由で多い意見は?
「ただ育児の相談をしたいだけなのに、他の利用者と仲良くしなければいけない気がする」
「既にグループができていて、初めて利用する時には馴染めない気がする」
など、子育て支援センターのイメージってネガティブな意見も多いんですよね。
もちろん、実際に利用したけれどやっぱりイメージ通りだったという人も少なくないと思います。
日によって利用者も違いますし、初めて行った時に何か強烈なネガティブイメージを植え付けられてしまう場合もありますから。
なので「全国どこの子育て支援センターも素晴らしいところです!」
と断言できないのも残念ながら事実なんですよね。
それでも頑張って通ってみるか、別の方法で悩みなどを相談できる場を探すかは、保護者の気持ちひとつなんです。
子育て支援センターを実際に利用した私はどんな感想を持ったのか?
私は、子育て中に子育て支援センターに助けられた経験があります。
当時引っ越したばかりで周りに頼れる人もいない状態での子育てでした。
夫は仕事が忙しかったので、育児の悩みを相談することは控えていたので、ひとりで悩む日々が続いていたんです。
そんな時に、地元の広報誌に子育て支援センターの記事があり、勇気を振り絞って電話をしてみたのが利用のきっかけでした。
支援センターの職員は「電話では全部は話せてないみたいだから一度施設に来てみませんか?」と言ってくださったんです。
出産してから、あまり外に出ることがなかった私は支援センターに行くという気持ちになるまでに少し時間がかかりましたが、
「電話で対応してくださった人ともう一度話しがしてみたい」
と思い、出掛ける決心をしました。
当時の感想としては「誘導尋問がとても上手で(笑)悩んでいたほとんどのことを吐き出せた」です。
誘導尋問なんて書くと語弊があるかもしれませんが、とても聞き出し上手な人だったんです。
その日から、私と子供の支援センター通いが始まりました。当時、子育てに少し余裕ができたのも支援センターの職員のおかげだと感謝しています。
相談した具体的な内容と、私が救われた職員さんからの言葉については、以下の記事で書いています。
では、他の利用者の感想で多い意見はどんなものでしょう?次でご紹介したいと思います。
利用者の感想で多かった意見は?
実際に利用した人の感想で多かったのは、
「子供との新しい遊びを教えてもらって良かった」
「自分の子供より少し月齢が上のお子さんを見て育児の参考になって良かった」
など「良かった」という意見がありました。
一方で、
「新しい友達を作ろうと思ったけど仲間に入れなくてガッカリした」
「気を遣いすぎて疲れてしまった」
などの意見も多いようです。
どこの施設も、それぞれのイメージを持って利用することが多いので、そのイメージと逆の経験をした場合、
いい方に変わればいいのですが悪い方に変わってしまうと「もう利用しない」となりますよね。
「合わない、行きづらい」と感じるなら、無理して利用する必要はない
辛い経験をした場合には、無理に利用する必要はないでしょう。
親御さんの中には「これから幼稚園や小学校に入った時にすぐお友だちが作れるように他の子たちに慣れてほしい」と思って利用する方も多いはずです。
もちろんそれも一理あるとは思いますが、無理に利用する必要はないとも思います。
理由は、“子供はその場その場で意外とうまく友達を作ることができる”からです。
もちろん性格的に、すぐに友達ができない場合もありますが、それでもずっと一人という可能性は低いと思うんです。
大人が考えているより、子供の世界は可能性は無限大です。
幼稚園に上がるまで友達がいなかった場合でも、入園して一緒に何かをしているだけで自然と友達ができますよ、
あなたが苦痛を感じるのなら、子育て支援センターはあなたにとって、合わない施設なのかもしれません。
もし何か育児で相談したいことがある場合には、電話で相談することもできますしね。
悩みをひとりで抱えるのは良くないことなので、こういう施設を利用することはオススメしますが、自分にとって必要なことだけ利用すればいいでしょう。
【補足】子育て支援センターってどんなところ?
子育て支援センターは、厚生労働省の〈特別保育事業の実施について〉内の“地域子育て支援センター事業”に基づいて設置されている施設です。
大半が市区町村が管轄になっている施設になります。
子育て中の家庭や、これから子育てを始める家庭の保護者と子供を支援するところで、育児の不安の相談に乗ったり、必要ならば指導や提案などもしてくれます。
対象となる利用者は、未就学児とその保護者となっていて、対象年齢のお子さんがいる家庭ならば誰でも利用できるので、
悩みをひとりで抱えている時には一度足を運んでみるか、電話で相談してみるといいでしょう。
職員は、保育士などの専門知識を有する人が大半で、資格を持っていなくても子育て経験のある人で構成されていることが多いです。
利用方法などは地域によっても違うと思いますが、私が住んでいる市区町村の施設では初回に利用者登録をして、
2回目以降は発行された名札にバーコードがついているのでそれを入室時と退出時に読み込むところでした。
まとめ
- 子育て支援センターのイメージはネガティブなものが多く利用しにくいこともある
- 実際施設に行かなくても電話で相談できる場合もあるので施設に行く前に電話で相談してもいいかもしれない
- 利用者の感想は、賛否両論あるので感想には個人差がある
- 育児中だからといって子育て支援センターを無理に利用する必要はない
- 子育て支援センターとは厚生労働省の“特別保育事業の実施について”で提案された事業で管轄は市区町村の場合が多い子育て相談などの施設
一度「合わない」と感じてしまっても、少し時間が経って再度利用してみると意外と楽しかったりすることもあります。
「合わない」「行きづらい」と感じる時期に無理に利用することはありません。
そのうち、近所の公園などでもお子さんを遊ばせることができるようになったり、公園が近くにない場合には家の周辺を散歩していろんな発見を楽しんでいるうちに、
同じくらいの月齢のお子さんと知り合えるチャンスだってあると思います。
私も子育て支援センターは利用していましたが、他の利用者さんと仲良くしたりはありませんでした。
育児の相談をしたり、少しの時間子供と支援センターのおもちゃで遊ばせてもらうだけで仲間を作るのが目的ではなかった気がします。
そうやって割り切れば、意外と利用価値は高い施設かもしれませんよ。
大切なのは、「あなたがひとりで悩みを抱えない方法を考えること」です。